
「ビハインド」をバネに掴む未来。circusで歩む、起業家への道。

小さな街で育った、大きな夢
福岡県嘉麻市、人口わずか3万人。
全国で2番目に“消滅可能性が高い”とされるこの小さな町で生まれ育ちました。
実家はホームページ制作やシステム開発を手がけるIT企業。
三人兄弟の末っ子です。小学校では兄弟三人で野球を始め、週末は家族総出でグラウンドへ。
母は毎日三人分のユニフォームの泥汚れと格闘している野球一家でした。
野球に打ち込みながらも学業は上位を維持し、文武両道の楽しい幼少期を過ごしました。
そんな私の初めての挫折は、大学受験での失敗です。
浪人は決して珍しい話ではありませんが、狭い田舎で生まれ育った自分にとっては衝撃的で、「学生」でもなく、「フリーター」でもない、“名もなき自分”になってしまったことに対し、人生の底が抜けたような、とてつもないショックを受けました。
絶望の中、救いを求めて読み漁った本の中に、自らの力で立身出世し、輝きを放つ経営者たちの姿を見つけます。そこで、学歴だけが人生の成功を保証する唯一の道ではないと知ったのです。
「人生逆転するには、起業しかない」
そう強く決意した私は、起業へのステップとして一浪の末に大学へと進みました。
人生のビハインドをバネに。ファーストキャリアは泥臭く
経営の根幹は「ヒト・モノ・カネ」であると本で学んだ私は、新卒で「ヒト」の動かし方を学べる採用コンサルティング会社に就職しました。
朝7時から勝負はスタート。
一日に100件以上のテレアポをし、日中はひたすら電話をかけ続け新規顧客開拓を行います。
夜になり、電話が繋がらなくなってからが本番です。
顧客ごとにフルカスタムのパッケージプランを作るので、お客様の中期経営計画から逆算した採用戦略を企画し、必要なことはなんでもやりました。
それこそ採用ホームページのディレクションからノベルティ制作や展示会の実行まで。
時間はいくらあっても足らず、毎日夜の3時に帰宅する日々でした。
徐々に顧客が増え始め、仕事に面白さを感じ始めた頃のことです。
年間数億円を売り上げるトップ営業の先輩の自宅に招かれたのですが、向かった先は会社から徒歩圏内にあるボロアパートでした。
その質素な住まいを見た時、自分の将来の姿が垣間見えた気がしました。
このままだと「起業家」というベクトルから反れてしまう。
そう確信し、退職を決意しました。
次に選んだのは、大手の総合人材会社。
営業組織は200名を超え、ハイレベルな競争環境でした。
成績は100%達成が続き、待遇も決して悪くなく、外から見れば、「順調」だったかもしれません。
しかし、私の心の奥底には、常に拭いきれない違和感がありました。
大手企業であるため、提案する商品は既にパッケージ化されており、自分の裁量で提案の幅を広げることが難しい。
そんな環境に甘んじて顧客への提案にこだわりきらず、さらに目標達成率100%で満足している自分が、どうしても許せなかったのです。
浪人してしまったことに対し、私にはずっと「人生ビハインド」という感覚が付きまとっています。
「人生に借金がある人間が、この程度の頑張りで満足していいわけがない。」
そう感じながらも、その状況を変える術を見つけられず、苦しい日々が続いていました。
誰よりも結果を出すと誓い、circusに入社
何かを変えなければいけない。
そんな悶々とした日々を送っていた時、知人から紹介されたのがcircusです。
直感で、「勝てる」と確信しました。それはビジネス的にも、自分のキャリア的にも。
人材紹介業界が抱える課題を、構造から解決しようとするcircusの事業ドメイン。
広いマーケット環境の中に解決すべき課題が山積みで、事業成長のポテンシャルがある。
そして、まだ未完成な組織であること。
「誰よりも結果を出し、一年以内にマネージャーになります!」
入社時、高らかに宣言しテレアポからスタートを切りました。
自らに課した目標達成率は140%。それを下回ったことは一度もありません。
3カ月後にはIS(インサイドセールス)組織の立ち上げという大きなチャンスをいただき、メンバー2人からスタートした組織を31名に拡大。
チームの「ヒト・モノ・カネ」を動かす貴重な経験を積み、入社から一年二ヶ月後、マネージャーに就任しました。
チャンスの神様は前髪しかないーアンテナを張り、好機を掴む
起業への夢は、今も変わっていません。
正社員数が約100名のcircusではまだまだ経営層との距離が近く、経営陣の考え方やビジネスのやり方を間近で学ぶことができます。
現場で誰よりも事業に取り組む代表の矢部を見ていると、今は矢部の背中に追いつくことで精一杯ですが、やりきった先には、より成長した自分がいることを確信しています。
挑戦した数だけ失敗することもあります。
しかし、circusは失敗そのものよりも、チャレンジした姿勢と失敗から回復するプロセスを見てくれているので、安心して打席に立ち続けることができます。
見逃し三振はもう沢山。
与えられたチャンスを全てモノにし、「起業」という大きな夢を、必ず実現してみせます。