スタートアップの女神。器用貧乏な一人目社員

スタートアップの女神。器用貧乏な一人目社員

神童を襲った悲劇

circusの一人目社員です。

circusが誕生した瞬間から立ち会って、テレアポ、オペレーション構築、マーケティング組織立ち上げ、セミナー運営、カスタマーサクセスなど、今circusにあるビジネス領域ほとんどの部署に携わってきました。スタートアップで本当に色々やらなければいけない状況だったので、「器用貧乏」の特性がうまくハマりました。

幼少期は、沖縄の北部で生まれました。母親の勧めで4歳から公文教室に通い、小3の時には高校数学をマスター。中学受験では県内トップの中高一貫校に進学し、大学受験ではマスコミを学びたくて早稲田大学文化構想学部に現役合格しました。

しかし大事件勃発。親が入学金を振り込むことを忘れていて、合格が取り消しになったんです。1ヶ月引きこもりになるぐらい凹みましたが、やっぱり早稲田に行きたい!次は特待生になってやる!と高い目標を設定し、再び早稲田大学を受験。

無事、成績優秀者にだけ支給される学費完全免除の奨学金つきで入学することができました。

ファーストキャリアの失敗。だから出会えた天職。

幼少期からある種マイノリティとして生きてきた私は、「ユニークな事をしたい」という想いがありエンタメ系企業の内定を承諾しました。しかし親の猛烈な反対により泣く泣く辞退することに、、、

内定辞退したのは四年生の七月。そのタイミングで採用活動をしている業界はほとんどなく、かろうじて興味があるアパレル業界でファーストキャリアをスタートしました。

アパレル販売では副店長まで昇進しましたが、元々理系脳で、物事を構造的に理解し、分解・再構築するのが好きな私にとってアパレルの接客販売はあまりワクワクする仕事ではなかったのです。そこでジョブチェンジ目的で営業職を目指し転職活動をスタート。そこでご縁があったのがキャリアデザインセンター(以下、CDC)です。

CDCで代表の矢部と出会い、しばらくして、矢部が会社を立ち上げると聞き、ジョインしたのがcircus株式会社との出会いです。

失敗の対極は、諦めない覚悟。

circus立ち上げに際し、新宿二丁目のマンションオフィスでテレアポすることから始めました。当時20代でしたし、もし失敗してもまたここから再スタートすればいいと思って、名もなきスタートアップに飛び込むリスクは全く感じませんでした。それ以上に、矢部を信じられたのが大きかったです。

矢部の辞書に「失敗」や「諦め」という文字はありません。成功を迎えるその瞬間まで挑戦し続ける「勇気」と「覚悟」があるんです。そのコミット力を背中で見せてくれたので、矢部となら必ず成し遂げられると安心してついていくことができました。

また、「誰が言ったか」より「何を言ったか」を大事にする矢部の人柄も相まって、常に本質を見極める社風も心地良い。それもここまで来れた理由です。

どんな形のキャリアも許容してくれるcircus。

私は創業メンバーですし、社歴や年齢的にマネジメントに進むのが順当かもしれませんが、私にはその志向性はないんです。世の中には昇進し続けないと居場所がなくなる企業も多い中、circusはどんな志向性の人にも居場所があります。

私みたいに新規事業立ち上げや部署移動といった横や斜めのキャリアに進むメンバーもいればマネジメントといった縦のキャリアに進むメンバー、人それぞれです。

その時のライフステージやモチベーションによって仕事との向き合い方を考えられます。
私は、今は仕事以外の生活も大事にしたい。コミュニティを広げたり、ひとり旅に出かけたり、自分のライブを主催したり…(笑)

どんな形でもお互い尊重し、両想いでいられる。

そんな会社との付き合い方を今後も大事にしていきたいですね。

※所属・役職はすべて取材当時(2024年4月時点)のものです。