金曜日は嬉しい。月曜日はもっと嬉しい!
始めて勝ち取った、自分の人生。
父は研究者、母は銀行員という家庭で生まれ育ちました。ゲーム、テレビ、漫画は禁止。娯楽は読書とクラシック音楽だけという教育に厳格な家庭でした。
幼少期からの唯一の楽しみがお菓子作り。丁寧にこだわることが“おいしさ”という結果になることが実験の様で面白く、寝る間も惜しんで没頭していました。これは研究職である父のDNAかもしれません。
そんな家庭で育った私は、中学校は県内で一番の進学校に入学。高校・大学も親の期待通りの優等生の日々を送りました。
しかし大学進学後、フと気付いたんです。自分の意思がないままの人生で良いのだろうか。。。
一度きりの人生、本当にやりたかったことをやろうと決めました。
大学を3日で退学し、パティシエの専門学校に行くことを決断しました。もちろん親は大激怒。学費も全部自分で出していたので金銭的には大変でしたが、人生で初めて自分の力で意思決定をし、自由を勝ち取った瞬間でした。
コロナ禍で炙り出された、私の本性
専門学校卒業後、大手上場企業のブライダル会社に就職し、パティシエとしてのキャリアがスタートしました。
充実した日々でしたが、どこかで「ルーティンだな」と思う自分がいました。幼少期から脳がすり減るほど勉強をしていた自分は、どうやら脳がショートするぐらい学びがほしい"成長ジャンキー"になっていたようです。それに、新卒社員は入社3年間は仕事を変更できないことを入社後初めて聞かされて愕然としました。このルーティンをあと3年もやるのか、と。
そんな折、コロナ禍がブライダル業界を直撃。家で待機し続ける中、"成長したいけどできない"というストレスが限界に達し、十円ハゲが頭中にできてしまいました。やっぱり自分は成長実感がないとダメになってしまう人間なんだ。もっと成長できる環境にいたい!と決意し、転職活動をスタート。
今後コロナ禍のような情勢になっても影響が少なそうなWeb広告代理店の営業に転職しました。
成長ジャンキー、覚醒。
入社初日。SEOやリスティングという言葉の意味もわからないままテレアポ開始。トップアポインターのトークを一字一句メモして、1商談につき5時間準備をして必死に食らいつきました。
一日3時間睡眠、週3日会社に寝泊り、土日なしというハードな生活でしたが、幸せでいっぱいでした。カラカラに乾いていた成長欲求がゴクゴクと水を飲むようにやっと潤ってきたからです。気が付いたら「最年少売上記録」「最年少アポイント記録」といういくつもの「最年少〇〇」というタイトルが付き、インセンティブによって年収は同年代の3倍以上になっていました。
そんな折、300人規模の会社を一年で1000人にするという会社方針が決定し人事部に抜擢されました。役員直下という環境で、「採用できなければ会社は潰れる」というプレッシャーに向き合いながら無我夢中で採用活動を実施しました。
成長ジャンキーにとっては刺激的な環境でしたが、大量に入退社を捌いているうちに、徐々に人を単なるリソースとしてしか見られなくなっている自分に気が付きました。
一人ひとりと真摯に向き合う人事をやりたいと切望し、転職を決意しました。
circusを信じて、高みを目指したい。
転職活動では、経営陣の従業員に対する想いを最重要視していました。
面接中、取締役の築井が言った「全ての人が心から納得し、働ける環境を目指したい」という言葉や「一人のエースを模範とするのではなく、全員が納得できる組織を築く。手間も労力もかかるけど、組織としてそれを実現することが私たちの使命」という言葉が、深く私に響きました。
次に代表の矢部と面接した際、個人の能力開発と会社の成長戦略が共にある思想に驚きました。矢部は頭の中で社員全員分の中長期キャリアプランを練っているんです。矢部と築井の話を聞いて、「この経営陣の下で働きたい!この会社なら自分が求めていた人事ができる!」と思い入社を決めました。
入社後、良い意味でギャップがあったのは矢部の経営者としての能力の高さと人としての器の大きさです。今のcircusは創業当初の矢部の計画通りに進んでいます。今後三ヵ年で掲げる目標も途方もなく高い数値です。
でも矢部は決して大風呂敷を広げているのではなく、確固たるロジックと根拠をもとに計画を練り上げているので、矢部についていけば必ず達成できると信じています。
circusに入ってからの私のキャリアは、たった一年の間に人事部門の立ち上げから始まり、「中途採用」「新卒採用」「エンジニア採用」「会社リ・ブランディング」「社長室」と幅広い仕事を任せてもらっています。私が熱意と結果を出すたびに、会社は未知の領域へのパスポートを手渡してくれるんです。
ただし、「なんでもやって良いよ」というわけではなくて必ず結果責任はセットです。自分で選んだ道を精一杯歩んで、私を信じて任せてくれたcircusのために絶対結果を出すんです。
成長欲求が満たされるならどんな仕事でもいい。
これからも、自分とcircusを成長させ合う大冒険に挑みたいと思っています。
※所属・役職はすべて取材当時(2024年4月時点)のものです。